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### 15.Dec.2,011 ###


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半径500m(メートル)の日常
群 ようこ 文藝春秋

群ようこのエッセイを拝読するのは久しぶりであったが、
文章のキレの良さは相変わらずで、読みやすかった。
本書に収録された作品は各種月刊誌などに掲載されたものらしいが、
ページ数等の体裁は共通のようで、それも読みやすさの理由であろう。
ただ、どの篇も主題は『オバさん』であり、本書を読んでいると
バブル末期前後のオバさんパワーを改めて追想させられる。
『そういえばあの当時、こんなオバさん、いっぱい居たよなあ』
... といった具合である。

それにしても本書を拝読して思ったのは、
年齢と経験が『聖少女』を『オバさん』にするのではなく、
女性は皆、生まれながらにして『オバさん』なのである、という事。
『聖少女』と『オバさん』の違いは、
『オバさん』度の濃淡にすぎないのだな、きっと。
READING PESOGIN
## バブル末期のオバタリアンを偲ぶ
## 格好の一冊かもしれない

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