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### 15.Dec.2,011 ###


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世界の駄っ作機 - 番外編 -
蛇の目の花園
岡部 いさく 大日本絵画

月刊模型誌“モデル・グラフィックス”に好評連載中のコラム“世界の駄っ作機”。
その姉妹誌“スケール・エヴィエーション”誌に連載中のコラム“とっても蛇の目なコイだから”が、
“世界の駄っ作機 - 番外編 - 蛇の目の花園”とのタイトルで目出度く単行本化された。
収録されたコラムは計38篇。
いずれもが『蛇の目』 - 機体に描かれた国籍マークが同心円、いわゆる『ラウンデル』 -
を纏った機体をサカナにしている。
『番外編』とあるとおり、体裁は“世界の駄っ作機”に倣ってはいるものの、
いわゆる『駄作機』をサカナにジョンブルをあげつらうのではなく、
政治に翻弄されたり、技術的な問題等で時期を失した不遇な機体
(結果として人に記憶されることも無く消えてゆく運命にある)をいとおしむような内容で、
時に辛らつではあるかもしれないが、筆者の英国機(ばかりではないが)への愛情(偏愛?)が
感じられて興味深い。
エッセイのサカナにされた機体が随分マイナーな為か、
一読しただけではあまり印象に残らない(私の場合はそうでした)が、
機会をみて2度、3度と読み返すほど味わい深くなりそうな、
まるでスルメのような好エッセイ集である。
READING PESOGIN

## エンスージアジストは結局、
## 英国を目指す ... という事かしら?


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