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### 24.Dec.2,011 ###


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ヤミナベ・ポリスのミイラ男
梶尾 真治 早川書房

やっとのことで阿川弘之氏の『山本五十六』を読破したものの、
硬いものが続きすぎて息が切れた。 こんなときは軟らかい読み物に限る。
... とは言ったものの、ライト・ノベルも違うような気がする。
どうしたものかと本棚を漁っていたら、出てきたのが本書。

本書は、1,988年から'89年に早川書房の『SFマガジン』誌に発表された
連作短編をまとめたもので、出版は'90年。
その直後に一度読破しているので、およそ20年ぶりの再読になるだろうか。

直前に破裂したバブルの残照を引きずっているのか、作風は極めて明るい。
設定からして極めて“カジ・シン”らしいアホらしさ(褒め言葉です。 念のため)。
現在の醒めた眼で読んでしまうと、おやじギャグ臭さが鼻につくかもしれないが、
それもまた“カジ・シン”作品の真骨頂。
虚心坦懐、心を空しくして楽しむのが一番だろう。
READING PESOGIN
## 梶尾真治氏のストーリーと横山えいじ氏の挿絵のマッチングが絶妙

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