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### 21.Sep.2,012 ###


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クリスタルの再会
栗本 薫 早川書房
ハヤカワ文庫 JA911

*** グイン・サーガ # 118 ***
水戸黄門様御一行 ... いや、豹頭王グイン様御一行の前に、
パロの魔道師宰相があらわれた!
♪ でん、でろりんっ ... !!
こまんど?
たたかう / にげる / まほう / しんだふり

... というわけでもないが、タイスから脱出した一行の脚を阻むものは無く、
パロへの旅路は順調そのもの。
そして、パロ - クム国境付近での、傭兵スイランことブランとの別れのエピソード。
ゴーラの宰相カメロンの私兵であるドライドン騎士団に籍を置く以上、
フロリー母子の扱いにおいて、グインと対立せなばならないブラン。
その別れが、いかにも武人、いや、漢らしくて泣けてくる。
彼が再登場するエピソードも近々あるようで、楽しみだ。

そして一行は、遂にパロの都クリスタルの都に。
思えば、永かった。

グインと、彼の直衛部隊である“竜の歯部隊”との再会。
最後はパロの聖女王に即位あそばされたリンダとの再会。
永かった。 本当に永かった。

あとの懸案は、ガンダルに負わされた左肩の傷の養生と、記憶障害の治療だが ...

それにしてもマリウス君。
君はまた、内乱で疲弊した故国を見捨てて、無責任にも逃げる算段か?
しかも純真なフロリーさんまでたぶらかし、脱走の道行きのお供にしようとは何事か!
えっちなのはいけないと思います!!
(ハンサムで、しかも床上手なのはうらやましい ... ヲイ)

そんなこんなのインターミッションな一篇でありました。

本編を読んでいる間に、遂に第129巻が発売になった。
特に最終巻との表示も無いようなので、この冬に第130巻が発売になるとの噂は
どうやらガセではないようだが ...

その第130巻まで、残すところ12巻。 とうとうサーガの本編は、
外伝の第1巻である“七人の魔道師”に追いつくこと無く終わるのだなあ ...
READING PESOGIN

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