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### 26.Dec.2,011 ###


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闘鬼
栗本 薫 早川書房
ハヤカワ文庫 JA903

*** グイン・サーガ # 116 ***
グイン様御一行漫遊記・クム篇 - その8

始まるまではとてつもなく長かったが、始まってからは『あっ!』という間。
前巻で始まった『タイスの水神祭り』の『天下一武闘大会・イン・タイス』も、
もはやたけなわ。
あとは、闘王への挑戦権を掛けたトーナメント戦の決勝と、
闘王位を掛けて現闘王(すなわちガンダル)と戦う決勝戦を残すのみ。

その闘王位決戦の前日に行われた女闘王位決勝戦の結果、
生傷まみれになりながらも愛馬マリンカを取り戻したリギア様。
御約束の結果ではあろうが、これでさらに脱出が困難な状況に陥ってしまった。
さらに、長年の慣習を破ってトーナメント決勝戦に姿を現したガンダルに
釘を刺された格好になり、決戦前にタイスを脱出するのはいよいよ不可能に近くなった。
そして遂に決戦。 結果は ...

いやあ、鎧を外したガンダルの真の姿と、背負った事情には同情を禁じえないが、
それでもなお、職業闘技士などでは無い、別の生き方ができなかったものかと思う。
勿論、クムという御国柄、いや、今だ封建的な中原の文化・文明レベルのなせる業
という面は理解できるが ... いかにも気の毒である。

さて、8篇(?)に渡って続いた『グイン様御一行漫遊記・クム篇』も一応の決着が着き、
次の第117巻は、恐らく『クム篇 - 後始末の巻』となることだろう。
インターミッションとなるであろう第117巻の次に、我々読者は、
今度はどこに連れ去られるのだろう。
## そろそろパロの灯りを見せてもらいたいものじゃのう ...
READING PESOGIN

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