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### 26.Dec.2,011 ###
REVIEW 09-003
ヤーンの朝 栗本 薫 早川書房
ハヤカワ文庫
*** グイン・サーガ # 103 *** 100巻完結のつもりで覚悟を決めて読み始めたものの、102巻まで進んでも完結せず。
なんとなく気が抜けてしまい、暫く読むのを中断していた“グイン・サーガ”シリーズ。
著者の突然の訃報を耳にして、慌てて続きを読み始めている。
不義理といえば不義理な話だ。
さて、第103巻。
前巻の山火事の後日談、と言うよりは次なるエピソードとのインターミッションといった
趣の作品で、作中に描かれた騒動のスケールは大きいものの、
ストーリーの起伏という観点で述べるなら、静かな作品であった。
勿論、次のエピソードへの布石を孕んではいるのだが。
義理とはいえ、マリウスとグインの兄弟(!)二人が、“赤い街道”をさまよう旅は
いつ以来だろう。 キタイからサイロンへ戻る旅以来だろうか。
第129巻までは刊行されるであろうこのシリーズ。
残りを噛み締めるように読んでいこうと思う。
謹んで栗本 薫女史の御冥福をお祈りします。![]()
REVIEW 09-003
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