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### 22.May.2,018 ###

イマイ 1/72 VF-1 - Fighter
SUPER VALKYRIE - CONVERSION TYPE

今更こんな古いキット弄ったって ...

ハセガワの1/72、作ろうよォ
witch img.

Pkg-img.
*** IMAI MACROSS Series #135 ***

パッケージには 『愛・おぼえていますか - '84 SUMMER』の
ステッカーが貼ってある。
“劇場版・超時空要塞マクロス”の公開当時に発売、購入したものだろう。
キット自体はイマイの旧“スーパー・ヴァルキリー”と同じ物で、
変更点はパッケージのみ。
(CONVERSION TYPE には A/J/S型3種の頭部がセットされている)
金型は既にバンダイに移っており、時々再版されていたので、
イマイが倒産・消滅した現在でも入手は不可能ではないと思うが、
ハセガワの 1/72 “スーパー/ストライク・ヴァルキリー”が存在する以上、
『過去』のキットと評せざるを得ないだろう。
そんなキットをいまさら弄っている。
*** 右は“バンダイ版スーパーヴァルキリー”のパッケージ ***
Pkg-img.


製 作


パッケージの中身を検めてみると、主要なパーツはランナーから外されていた。
仮組後に封印し、34年近く放置した事になる。 幸いパーツは揃っているようだ。
事後変形は、目視では殆ど認められなかったが、仮組を始めてみると結構気付かされる。

改めて仮組をしてみると、全体のプロポーションは機首レドームを除き、ほぼ及第点。
(主翼のスパンが若干短いか?)
ディティールに関しては、当時のキャラクター・キットにしては
頑張っていると感じるが、やはり寂しい。
例えば、機体各部のあの『謎の丸一モールド』が省略され、
デカールで再現する仕様なので、実感に乏しい。
脚の外側に装着されている FASTパック(NP-FB-01)の裏側が筒抜け。
降着装置の収納庫は省略されているが、再現するとなると脚柱の延長も必須 ...
等々である。

*** VF-1 に増加装着されるスーパー・パーツは以下の3点 ***
*** 下の画像はネットからの拾い物です ***
*** 著作権上の問題等がありましたらお知らせ下さい ***

hiroimono img.
*** 上の画像はネットからの拾い物です ***
*** 著作権上の問題等がありましたらお知らせ下さい ***

パーツの勘合に関しては、事後変形の影響でまあまあといったところ。

説明が前後したが、キット自体は同社の“VF-1 ガウォーク・ヴァルキリー(単座型)”を基に、
上図のスーパー・パーツ(ランナー2枚分)を追加したものなので、機体側の製作/修正手順は
当 H/P の“イマイ 1/72 VF-1D / GERWALK VALKYRIE”の稿も参照頂ければ幸いである。
以下、機体自体とスーパー・パーツに分けて製作/修正作業を記録しようと思う。

*** VF-1 FIGHTER (GERWALK) ***
*** 胴体 ***
☆胴体上面(P/N:2)
『イマイ 1/72 VF-1D ガウォーク』と異なり、主翼ピボット直前の『謎の丸一モールド』が
再現されていないので、所定の位置に直径 3mm の穴を開けた。
胴体後端のブラスト・シールドの裏側が筒抜けなので、
0.5mm厚のプラ板を貼って蓋をした。
塞がっているドーサル・スパイン両側の補助インティークは未加工。

☆胴体下面(P/N:1)
主翼の下になる部分がスカスカなので、形状に合わせて 0.5mm 厚のプラ板を切り出し、
ところどころに 0.5mm プラ板の下駄を履かせたうえではめ込み、カバーした。

☆バックパック(P/N:116)
背部スーパー・パーツ(NP-BP-01 & HMMP-02)を支える為、
スーパー・ヴァルキリー専用パーツが用意されている。
“イマイ 1/72 VF-1D / GERWALK VALKYRIE”同様、金型の抜き勾配の関係で
省略されている部分があるので、16mm 長に切った 2mm プラ角棒で補った。
『謎の丸一モールド』を再現する為、左右両側面の所定の位置に直径 2mm の穴を開けた。

*** 機首レドーム ***
イマイの 1/72 単座型ガウォークの機首は、 設定画とは似ても似つかぬ垂れ下がりが見苦しい。
思えばここの修正が面倒で、このキットを封印したようなものだ。
同社の 1/72 VF-1D ガウォークの機首は、設定画どおりの反り上がりが
キチンと再現されているので、これを見本に修正する。
単座型ガウォークの機首の問題点は、次の2点。
  1. 機首センサー・バルジの位置が前過ぎる
  2. レドームの垂れ下がり(前述)
イマイ 1/72 VF-1 ガウォークの単座型と複座型の機首を比較する。
レドームの全長(レドームの先端からアンチグレアの先端まで)は、
複座型も単座型も約 43mm で、ほぼ一致。
センサー・バルジの全長(13mm)/最大幅(複座は 5mm、単座は 4mm)も概ね同一。
単座型のほうがややスリムで、形状的には単座型のが好ましく感じられる。
センサー・バルジの位置(バルジ後端からアンチグレアの先端までの距離)は、
複座型が 1mm、単座型は 12mm もある。
センサー・バルジの位置の修正に関しては、レドームを機首パーツから切り離し、
ある程度切り詰めて再接着することになる。
複座型の機首に準じて修正を行うとすると、アンチグレアまでの間隔が 1mm しか無く、
レドーム長の削り合わせの調整がタイトになるのと、
切り離した後のレドームと機首の断面径の差が大きくなり過ぎて、
レドームにある『謎の丸一』モールドの再現に支障が生じそうだ。
ホビージャパン誌1983年07月号の渡辺誠氏の作例記事も参照し、
バルジ後端からアンチグレアまで 4mm 程度を目安に調整することにした。

*** VF-1 専用 SUPER PARTS ***
*** NP-BP-01 Fast Pack(背部) ***
“HMMP-02 Missile Launcher”と一体成型。
左右分割の単純なパーツ割りで、プロポーションもまずまずなので、
特に修正ポイントは無し。
*** HMMP-02 Missile Launcher(背部) ***
“NP-BP-01 Fast Pack”と一体成型。
ミサイル発射管扉のモールドが浅かったので、外舷側の上下2個のみ開口。
内舷側の発射管は、左右の Fast Pack の間隔が狭すぎてミサイルの射出は危険なため、
使用しないとの『オレ設定』。
内舷側の発射管扉は赤く塗って、蓋がしてあるように演出しようと思う。

*** NP-AR-01 Missile Pack(腕部) ***
左右両腕一体成型、上下2分割(P/N:7 & 110)の単純なパーツ割り。
手のひらを収納している側が開口されており、内側の空洞が丸見え。
内側の適当な位置にプラ板の衝立を立て、そこにシャッターに見立てたコトブキヤ製
モデリング・サポート・グッズの“ダクト・ノズルII(P116R)”の角型ノズル(正方形)を
2個、左右に接着。 雑な工作だが、目隠しにはなった...かな?
肘の関節側の外舷に直径 4mm の穴を開け、プラ板の切れ端で裏側から蓋をしたうえで、
排気口に見立てたコトブキヤ製モデリング・サポート・グッズの“丸モールドIV(P120)”
をはめ込んだ。
良く考えたら、追加した排気口のモールドは腿の陰になるので、意味が無かった。
上下パーツ(P/N=7 & 110)を接着してみると、酷い事後変形を起していた。
上下分割面を平滑に仕上げるのに随分とパテが必要だった。

*** NP-FB-01 Thruster Pack ***
設定では、バトロイド/ガウォーク変形時に“脛”になる部分の外舷側に装着されるのだが、
キットでは“脛”の外舷側パーツと一体成型されてしまっている。
そのためスラスター・パックの裏側が筒抜け。
*** NP-FB-01 Confomal Fuel Tank ***


塗 装




参考資料 (順不同)


MACROSS PLUS THIS IS ANIMATION 別冊 小学館
Hobby Japan
1983年07月号
スーパーバルキリー VF-1J
製作:渡辺 誠
P.90〜



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