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### Recent UPDATE ###
### 24.Jan.2,012 ###


ハセガワ 1/72 5号戦車
パンサー G 型 / スチール・ホイール

某所で頂いたお手付きキット。
年末年始のドサクサ紛れで
製作再開
witch img.

*** ハセガワ ミニボックスシリーズ MT37 ***
このキットを譲って頂いたのは、記録に拠れば2,009年03月のことらしい。
お手付きキットだった事もあり、ほとんどタダ同然だったと記憶する。
それから2年近く寝かせたままだったが、年末の繁忙期の現実逃避グッズとして
御登場願う事となった。 さて、結末や如何に。


製作


キット自体はハセガワの旧来の“ミニボックス・シリーズ #09 / パンサーG型”に
新規のスチール・ホイール部品(Parts Number : E / ホイール8個)のランナーを
2枚追加しただけの、いかにもハセガワらしいお気楽バリエーション・キットである。
上述のとおり、キット自体は年期の入った物で、
パーツのエッジのそこここに軽微なバリが散見される。
御承知のとおり、ドイツ第3帝国陸軍のタイガー / パンサー系は転輪の構成が複雑で、
部品数が多くなり、模型の製作、塗装作業も面倒になりがちではあるが、
“ミニボックス #09”は一度作ったことがあるので、気は楽である。
## その慢心が失敗の素地になる。 この件、後述。

*** 以下は製作開始時の状況の記録であり、 ***
*** それ以外の何物でも無いことを最初にお断りしておく。 ***
砲塔と車体の主要部分は接着済みであった。
詳述すると、砲塔は上下部分(P/N :11 & 12)が接着済み。
車体は上下(P/N : 1 & 2)とリア・パネル(P/N : 22)、
トーションバーと一体成型された左右パネル(P/N : 3 & 4)が接着済みであった。
ただ、ここまで弄った方が年少者だったのか、作り方が少々豪快ではあった。
後ろから注視すると、少々リアパネルが歪んており、ゲート痕の処理も一部中途半端。
車体上部の後端がリアパネルの上端より下に埋まった位置に接着されていた。
また、車体左右パネル(P/N : 3 & 4)は、左側と右側が対称位置に接着されておらず、
やや前後にズレている、といった具合。
また、砲塔を車体に留める為のストッパーのツメは、
ツメに生えていたバリの処理が不十分な状態で無理やり砲塔を廻したのか、
半ば折れていた ... といった具合。
この状態では正直、制作者のモチベーションの維持は困難であっただろうし、
処分したくなる気持ちもよく分かる。
それをどこまでリカバリーできる(あるいは目を瞑る)かが課題であろう。

*** 以下は自分のチョンボの記録である ***
まずは車体左右パネルとリアパネルから。
一度剥がして再接着できればベストだが、鬼のように固着していたので早々に諦めた。
不十分だったゲート痕の処理は、アート・ナイフで削ってリカバリーできた(事にした)。
車体上面後端、リアパネル上端の盛り上がりに関しては、
リアパネル上端に金ヤスリを掛けるなどして整形したが、
車体後部のモールドが邪魔で、完全には修正できなかった。
砲塔下面の折れかけたツメは完全に折り取った。
場合によっては砲塔が車体から浮き上がるが、やむを得ない。

結局、要修正箇所のリカバリーは困難で、全て目を瞑る事となった。
また、以下は自分の失敗の羅列である。

砲塔キューポラの機銃レール(P/N : 19)を接着後、取付け位置の間違いに気が付く。
慌てて力任せでレールをむしり取り、正規の位置に再接着。
アーマー・スカート取付架(P/N : 26 / 27)の接着位置も間違えた。
パーツにモールドしてあったガイドを信用して接着したのだが、事後、
説明書を確認してみると、“ガイドは切り取れ”とある。
どうやら取付架は、車体正面のフェンダー後端と接するのが正規の位置であるらしい。
“ミニボックス #09”の説明書にはこのような指示は無かったので、
フェンダー後端と取付架先端の間に隙間が生じるのが正規位置だと思い込んでいた。
こちらは剥がせなかったので、フェンダー後端との間に生じた隙間には
0.5mm厚のプラ板の欠片を接着し、整形。 取付架は1.0o厚であったが、
接着強度を稼ぐ為、追加するプラ板をフェンダーに乗せる必要が感じられたので、
横から見ると厚みの違いは一目瞭然であるが、やむを得ない。
以上、いずれも事前に説明書を熟読しておけば避けられたミスである。
## これだけ『ヤッちまった』のだから、
## 他人様の事をとやかく言える資格は私には無いな
その他、工具等の社外装備品の接着位置が不明瞭であったり、
金型の疲弊に因ると見られるバリが散見されるのは“仕様”なのだろう。

ディテール・アップ・としては、車体正面の7.92mm機銃身(P/N : 34)を
0.7mm径のアルミニューム管に置換したのみ。

スプロケット・ホイール(P/N : 6 / 10)以外、
すべてのパーツを組み上げて塗装作業に移る。
キャタピラを嵌める際に邪魔になりそうに思われたので、
スプロケット・ホイールは塗装終了後に車体に接着するつもり。


塗装


塗装箇所 使用塗料 備考
下地処理 タミヤ・ファインサーフェイサー(グレー)
缶スプレーをそのまま吹きつけ
下塗り 全体を Mr.Color #33 “艶消し黒”で塗りつぶし


参考資料 (順不同)




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