### Recent UPDATED ###
### 03.Apr.2,013 ###
AIRFIX 1/350 TRAFALGAR Class SUBMARINE |
Made in INDIA の AIRFIX
さて、お手並み拝見
|
|
*** TRAFALGAR Class SUBMARINE ***
|
英国海軍のT級攻撃型原子力潜水艦(SSN)。
“トラファルガー”は、7隻存在するT級攻撃型原潜の1番艦であり、ネームシップである。
T級原潜はロールス・ロイス製加圧水型原子炉と、
補助用ディーゼル / バッテリーを装備し、水中速度30Kt以上を誇る。
水中排水量 : 5,200t。 全長 : 85.4m。 全幅 : 9.8m。
魚雷発射管:艦首5門。 スピアフィッシュ魚雷とトマホーク巡航ミサイルの運用が可能。
|
*** 組立説明書の解説より抜粋、引用 ***
|
*** AIRFIX # A03260 ***
|
|
キットは、7翅プロペラを装備したT級原潜1番艦“トラファルガー”と、
ポンプ・ジェット推進システムを装備した他の6隻とのコンパチブル。
そのいずれも、艦首潜舵の伸張 / 格納、旗竿の伸張 / 格納、
セイル上の潜望鏡の伸張 / 格納状態が選択でき、
艦首潜舵 = 格納、旗竿 = 格納、潜望鏡 = 格納 で潜水状態、
その正反対を選択することで浮上航行状態を再現するもののようだ。
いかにも潜水艦らしい7翅プロペラを装備したT級1番艦も捨てがたいが、
今回は推進器をシュラウドで囲んだポンプ・ジェット推進システム装備艦を選択。
模型映えを考慮し、ポジション選択パーツは潜水、浮上航行状態の折半である、
艦首潜舵 = 伸張、旗竿 = 格納、潜望鏡 = 伸張 状態で組立ることにした。
浮上航行状態に準拠したものだが、旗竿に掲げる旗がデカール製では
長期展示に向かないと判断。 どうせ破けてしまう旗なら、
初めから無いほうがマシと思い、旗竿ごと撤去することにした訳である。
さて、組立作業。
パーツは肉厚で、プラスチックはいかにもエアフィックスらしい軟らかさ。
パーツの勘合はやっぱり甘いが、エアフィックスの標準程度。
可も無く不可も無いと思えば、腹も立たない。
それよりも、ゲートの形や太さが不統一で、
しかもランナーとパーツの間隔が狭いので、パーツの切り出しがチョいと難しい。
パーツにゲート痕が残りやすいのも問題点。
ゲート処理の為に余計な手間が増えるわけで、
こうした気配りの至らなさがインド製たる所以であろう。
とりあえず、左右2分割の船体底部を組立て。
船体上部と仮組みを繰り返し、調子を見ながら左右船体を接着。
船体上部に艦首潜舵の軸を通す穴を開け、艦首潜舵、艦尾横舵を挟みながら
船体上下を接着。 低粘度接着剤が便利。
特に調整する事も無く船体上下は密着するものの、やっぱり段差が生じるので、
パテ盛り整形必至。
セイルは大まかに言って、セイル左右と天井(?)の3パーツ構成。
セイル左右を接着し、継ぎ目にパテを盛り整形したら、セイルと天井パーツの内側、
セイル天辺の監視所の隙間から内側が覗けてしまう部分を重点的に
Mr.Color # 33 で塗り潰し。 セイルの左右と天井を接着し、継ぎ目をパテ盛り整形。
艦尾横舵を目安に、艦尾縦舵上下を垂直に接着。 同時にセイルも船体に接着。
セイルと艦尾縦舵上下を、船体の垂直位置に来るよう調整するのが結構難しい。
潜望鏡類は、船体の塗装が終わってから接着するので、この時点では触らない
|
タミヤの“ファインサーフェイサー”(缶スプレー)を吹き付けて表面処理。
3分割成形の船体の継ぎ目はパテ埋め整形したはずだったが、
サーフェイサーを吹いてみると結構アラが目立つ。
パテ盛り -> 整形 -> サーフェイサー吹き ... を繰り返すルーチンワーク。
|
(をい、表面ちゃんと磨いたか ... ?)
|
適当なところで切り上げて(諦めて ... とも云う)、塗装作業に移る。
|
塗装箇所 |
使用塗料 |
備考 |
推進器 |
Mr. Color # 412 “ブラス(青金)” |
Mr. Color # 33 “つや消し黒”で下塗り
Mr. Color # 8 “シルバー”を塗り重ね。
さらに Mr. Color # 48 “クリアー・イエロー”を重ねるつもりだったが ...
|
セイル内側 |
Mr. Color # 33 “つや消し黒” |
あくまで『念のため』の作業。
塗装後、セイルの見張り所等にはマスキングもおこなわず、
船体全体にサーフェイサーを吹き付け。
セイル上の窪んだ部位でサーフェイサーが塗れた場所はすなわち、
ハンドピースでも塗装ができる箇所なので、心配無用。
|
船体 |
Mr. Color # 71 “ミッドナイトブルー” |
Mr. Color # 33“つや消し黒”で下塗り
|
船体 |
Mr. Color # 187 つやけし スーパークリアー UV カット |
デカール貼付後。 表面保護のため
|
推進器の塗装に使った Mr. Color # 412“ブラス(青金)”は期待どおりの色調であったが、
『Mr. Color 金属特色セット1 (CS-655) Mr. Color メタリック』として
3色(クラッシック・シルバー / ブラス / バーント・アイアン)セット売りしかされていないらしく、
割高感が否めないのが難点。 艦船のスクリュー等には最適の色なのだが ... バラ売りを望む。
船体を一度塗装してみたら、表面が無視できない程、ブツブツに荒れていた。
サーフェイサーを吹いた後の表面処理が不充分 - ありていに言えば、磨きが足りなかったか?
タミヤのファイン・サーフェイサー(缶スプレー)だからと油断したようだ。
|
教訓 : 相手がAFVじゃあるまいし、サーフェイサーを吹いたら必ず磨け!
|
船体表面を #1,500 の水ペーパーでそぉ〜っと磨き、表面がある程度平滑になったら、
船体を Mr. Color # 71“ミッドナイトブルー”で再塗装。
表面はまだ平滑とは言い難いが、片目ならぬ両目を瞑って良しとした。
デカールを貼り、丸一日乾燥させた後、デカール保護と表面処理のアラ隠しの為、
Mr. Color # 187“つやけし スーパークリアー UV カット”をエアブラシで吹付け。
天候が芳しくない日に作業を強行したのが祟ったか、表面が白っぽくカブってしまった。
|
AIRFIX 1/350 TRAFALGAR Class SUBMARINE |