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### Recent UPDATE ###
### 05.Dec.2,011 ###


バンダイ Non-Scale 沖田艦

*** 宇宙戦艦ヤマト メカ・コレクション・シリーズ # 19 ***
正式名称 : M-21741式宇宙戦艦。
2,174年に正式採用された宇宙戦艦の1型の意であろうか。
TVアニメ“宇宙戦艦ヤマト”第1作第1話に登場した宇宙船。
後にヤマトの指揮を執ることになる沖田提督の乗艦として画面に登場。
冒頭の印象的なエピソード“冥王星宙域会戦”においてガミラスとの決戦に挑むものの、
武運つたなく敗退。 地球に残された唯一の宇宙戦闘艦として地球に帰還する。
ガミラスのビーム砲の着弾と同時に船体が傾ぐ演出や、
火星経由で帰還した沖田艦から望んだ真っ赤に焼け爛れた地球の描写など、
映像としての露出時間は決して長くはないが、とても印象に残る艦であった。


製作


キットさえ手元にあればいつでも作れるのだから、いつか作ればよい ...
そんな心積もりで悠長に構えていたら、ファインモールドから突然、
沖田艦のブランド・ニュー・キットが発売されてしまいました。
ただこのニュー・キット、いかなる大人の事情か、
『太陽系連邦軍・旧地球連邦・宇宙防衛連合艦隊・艦隊旗艦』と銘打たれ、
長年の通称である『沖田艦』の“お”の字も無く、また、TVシリーズに登場した
“あの”印象的な塗装スキームの説明が省かれた代わりに、
松本零士氏監修の新塗装例のみが紹介される始末。
どうせ作るなら、TV版のあの塗装を ... と思い、塗装の参考資料の代わりにひっぱり出した
バンダイの『メカ・コレクション #19・沖田艦』のボックス・アートを眺めていたら、
いつの間にかニッパーを握っていました。 そのままなし崩しで製作開始です。

## ホントはファインモールドの『艦隊旗艦』を作るつもりだったのに ...

ネットで軽く調べてみましたが、どうやら『沖田艦』の諸元は未設定だったようで、
全長、全幅といった基本的スペックすら定かではありません。
バンダイの『沖田艦』は箱スケール・キットなので、スケール表示は無く、
艦のスペックに関する記述も見受けられません。
ファインモールドの『艦隊旗艦』の説明書にもそれらの記述は無く、
わずかにファインモールドのキットのスケール表示が 1/500 であることと、
キットの完成品サイズの全長が 185mm であることから、
『艦隊旗艦』の全長は 92.5m であるらしい事が伺えます。
実在の旅客機であるボーイング 747 型機の全長が 70m 程ですから、
『艦隊旗艦』が予想外にコンパクトであることがお判り頂けるかと存じますが、
私見を述べさせて頂くなら、全長が 90m 強ではあまりにも小さ過ぎなイカ?、と。

閑話休題。
『沖田艦』を仮組みしてみると、単純なデザインのシルエットのおかげか、
船体がやや細身ではあるものの、プロポーションに破綻は無いように見受けられる。
ただ、ファインモールドのニュー・キットを見てしまうと、バンダイのメカ・コレクション
シリーズでは、やはりある種の物足りなさは隠せない印象である。
かといって、今更プロポーションを弄るのも無粋であるので、このまま素直に作ろうと思う。
各砲塔の砲身部の開口、程度の軽いディティール・アップを行い、塗装はTV版を踏襲、とする。

古いキット(発売は1,980年前後らしい)ではあるが、パーツの勘合はさほど悪くない。
キットの素材色は赤で、キットを陽光にかざすと赤い光が透過する。
どうせ船体の大部分は赤色なのだが、透過光が表面の塗色に影響を及ぼすのを防ぐため、
まずは船体内側を GSI=クレオスの“#33 / 艶消し黒”で塗り潰し。

キット付属のスタンドは船体に比べて小さく、不安定であるので、使用しない。
船体下部のスタンド穴を埋めると同時に、船体左右接着時の補強材として、
1.2mm プラ板の欠片をスタンド穴の位置に接着。
その後、船体左右(P/N : 1 / 2)を接着。
スタンド穴自体は適切な長さに切り出した 2mm プラ角棒を埋め込み、加工した。

先に『パーツの勘合は悪くない』と記したが、別パーツ化されている艦底インティーク部分
(P/N : 15)と船体との接着面には無視できない隙間が生じる。 パテで埋め、修正。

艦首の4枚のフィンは、上下2枚は船体と一体成型、左右2枚が別パーツ化されている。
またフィンは4枚とも、最先端部分が船体先端のキャップ(P/N : 5)と一体成型されている。
キャップとフィンの一体感を得るため、まずは船体にキャップを接着。
キャップに成形されているフィンに合わせて、左右フィン(P/N : 3 / 4)を接着。
フィンの前縁はどうしても不連続になりがちなので、金ヤスリ等を使って一直線になるよう整えた。
艦首の4枚のフィンと、艦尾の水平 / 垂直フィンは厚ぼったい。
全部を薄く均等に加工するのは困難と判断。


塗装




参考資料 (順不同)


バンダイ ボックスアート & キット説明書


バンダイ Non-Scale 沖田艦

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