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### 14.July.2,016 ###

イマイ CDボーイ
ジェットモグラタンク (IC サウンド付き)

こんなハナシをすると年齢がバレますが、私、『イマイのサンダーバード』の
直撃を喰らった世代です。 さすがに『イマイのサンダーバード・ゼロエックス号』の
復刻版を買い求める元気はありませんでしたが、『イマイサンダーバード』と聞くと
なにやら甘酸っぱい想いを禁じえないのは確かです。

さて、今回のお題は『CDボーイ・ジェットモグラタンク』です。
TV番組『サンダーバード』に登場するメカニズムを、イマイが丸っこく
ディフォルメして模型化したシリーズ中の1つで、光センサー方式の
ICサウンドユニットを内蔵させたのがミソです。 センサーが光を感知すると
サンダーバードのテーマ曲を一回流すのだそうです。
(ボタン電池、買ってこよう)

何時頃買い求めた物か判然としないのですが、
組立途中で長らく放置したものを成仏させるべく、作業を再開しました。


製 作


製作 ... といっても、プラスチックのパーツ数も18点と少なく、ほとんどする事が無い。
接着剤を極力使わないように配慮されているようで、組立作業は
スナップ・フィットとビス留め併用でほとんど済んでしまう。
だが、パーティング・ラインの処理くらいはしておきたいので、主要パーツは接着し、
ついでにビスも使った。 キットは“モグラ(モール)”と“タンク(クロウラー)”に
分離可能なので、別々に記録しておく。

■ モグラ
メッキ処理の銀色が美しいドリルだが、パーティング・ラインが目立つので、
もったいないがメッキを落とす。 キッチン・ハイター等のアルカリ性漂白剤に
付け置きすれば一発である。
ドリルのパーティング・ラインにパテを詰めて整形。

ドリル基部(P/N : 10)とドリル本体を組み合わせ、
シャフトを刺して仮組みをしていたら分解できなくなってしまった。
ドリルは先端;本体;基部のそれぞれを色味の異なる金属色で塗り分けるつもりだったが、
マスキングして塗り分けるのも面倒なので、ドリル本体と基部は同一色で塗ろう。

ドリル基部(本体を含む)に金属シャフトとシャフト止め(P/N : 9)をセットし、
本体(P/N : 1&2)接着時に挟み込んでおいたが、いじっているうちに、
本体内部でシャフト止めが外れて、ドリルが本体からすっぽ抜けてしまった。
再固定する手段無し。 幸いシャフトは必要以上に長いので、
ドリルはモール本体に差し込んでおくことは可能。
とはいえ ... これが長期放置の原因となりました。

■ クロウラー
樹脂パーツ6個で構成。
ガントリー部分(P/N : 14&15)に大きなビス穴が開いているので、
ガントリー左右をビス留めした後、ポリパテで埋めた。
キャタピラ(P/N : 16&17)は、ヒケが目立つので、パテを盛って整形。
ついでに目立てヤスリで継ぎ目を強調。
クロウラー本体(P/N : 7&8)は、ICユニット用の電池交換が必要なので
接着はせず。 ビス留めのままとする。
製作上の注意としては、
  • ガントリーはシャーシに接着しない事
    (シャーシ上下を留めるビスにドライバーが届かなくなる)
  • シャーシ上下をビス留めする際、ICサウンドユニットの配線を
    シャーシに噛ませないよう留意すること

    (断線の原因になる)
以上2点だろうか。


塗 装


放置したもう一つの原因が、塗装の失敗。
ラッカー系塗料独特の臭いに閉口し、より安全なアクリル系塗料に
切り替えようとしたことがありました。 アクリル系塗料の筆塗りに挑戦し、
その練習台に選んだのがこのキットでした。 確かにラッカー系塗料よりも“伸び”が良く、
筆ムラも出にくいように感じられたものの、塗料の特性に不慣れなせいか
やはりムラが生じてしまい、修正作業中に嫌気がさして放置したのでした。

改めて GSIクレオス“Mr. サーフェイサー 1,200”をエアブラシで吹きつけ、下地処理。

*** モグラ ***
塗装箇所 使用塗料 備考
ドリル先端
(P/N : 11)
Mr.Color # 08
“シルバー”
Mr.Color # 33 “艶消し黒”で下塗り
ドリル本体
(P/N:10を含む)
Mr.Color # 08
“シルバー”
下地の“Mr. サーフェイサー 1,200”の上に直塗り
サイド・キャタピラ
(P/N : 13)
Mr.Color # 28
“黒鉄色”
Mr.Color # 33 “艶消し黒”で下塗り
頂部パトランプ
(P/N : 4)
Mr.Color # 75
“メタリック・レッド”
Mr.Color # 08 “シルバー”で下塗り
Mr.Color # 171 “蛍光レッド”を重ね塗りしてみたが、
塗料が古かったのか、色がうまく乗らなかった
頂部パトランプ基部
(P/N : 4)
Mr.Color # 08
“シルバー”
Mr.Color # 75 “メタリック・レッド”をマスキングし、
改めて塗装
MOLE 本体
(P/N : 1 & 2)
Mr.Color # 113
“RLM04 イエロー”
Mr.Color # 59 “オレンジ”で下塗り
MOLE 窓枠
乗員ハッチ(?)
Mr.Color # 03
“レッド”
MOLE 本体を塗装後、
マスキングしてエアブラシ
サイド・キャタピラの
上のモールド
Mr.Color # 08
“シルバー”
テール・キャップ
(P/N : 3)
Mr.Color #159
スーパーシルバー
+
Mr.Color GX110
GX クリアシルバー
下地の上に直接 Mr.Color # 08 “シルバー”を塗ったが、
発色があまり良くなかったので、スーパーシルバーを上に重ねた

スーパーシルバーの上にはスーパークリアー
( Mr.Color # 155)等を重ねるのがセオリーだが ...

*** クロウラー ***
塗装箇所 使用塗料 備考
シャーシ上下
(P/N:7 & 8)
ガントリー左右
(P/N:14 & 15)
Mr. Color の溶剤で希釈した
タミヤ・アクリル XF-18
“ミディアム・ブルー”
Mr.Color # 33 “艶消し黒”で下塗り。
タミヤ・アクリル X-3 “ロイヤル・ブルー”を
Mr. Color の溶剤で希釈し、エアブラシで吹付けたが、
色調が気に入らず。
キャタピラ
(P/N:16 & 17)
Mr.Color # 28
“黒鉄色”
Mr.Color # 33 “艶消し黒”で下塗り

■ モグラ
下塗りにオレンジ色を塗ったら妙に馴染んでしまった。
昔の今井科学のモーターライズ版ジェットモグラの成型色が
こんな感じの色だったかなあ ... と、なにやら妙に懐かしい。
このまま完成としても良いかと一時期、本気で思った。

モール本体は、一般的には黄色と認識されているようなので、
『赤みがかった黄色』にすれば据わりが良いだろうと思い、
Mr. Color # 113“RLM04 イエロー”を薄く重ねてみたが、
下地の影響が強すぎて、ピンクのような色になってしまった。
下地を白で塗り、上に黄橙色を重ねればよかったのかもしれない。
塗り直す元気が出ないので、これで良しとする。

■ クロウラー
最終的にタミヤ・アクリルの XF-18“ミディアム・ブルー”を
Mr.Color の溶剤で希釈し、エアブラシで塗り上げた。
こちらはイメージどおりの色調に落ち着き、満足している。
キャタピラの内側に一体成型されているホイールも
“ミディアム・ブルー”で塗り分けるべきだが、面倒になり放置。


参考資料 (順不同)




イマイ CDボーイ
ジェットモグラタンク (IC サウンド付き)


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