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### 26.Oct.2,017 ###


バンダイ 1/144
“Zeta Plus C1” MSZ-006 C1

現在の眼で観ると
少々辛いが、充分現役 ...
とノンビリ構えていたら、
NEW KIT が発売されちゃった
witch img.

Zplus C1 PKG. img.
*** GUNDAM SENTINEL Series #2 ***

先日、押入れを整理していたら、1/144 ガンダム・ゼータ・プラスが出てきた。
“モデル・グラフィックス”誌上に連載された
“ガンダム・センチネル”に登場するモビル・スーツである。
“センチネル”は、ガンダムのオフィシャル・スタッフが創作したものではなく
いわば勝手連がでっち上げたサイドストーリーものと言うか、
商業誌上で発表された同人誌的作品とでも言えば良いのだろうか ...?
誌上で進行するストーリーと同時に発表される、
スクラッチビルドの模型は見ごたえがあり、毎号楽しみだった。
Jargonまみれのあまりにヲタクなストーリーは殆ど読み飛ばしていたが。
(問題発言?)

その、ワン・オフであるはずの作品群(の一部)が、
マス・プロ製品としてバンダイからリリースされるというのだから、
当時どれほど驚いたことか。
掲載誌である“モデル・グラフィックス”のプッシュも尋常ではなく、
新製品が発売される度に、ディティールアップ記事が
数ヶ月に渡って連載されるほどの熱の入れようであった。

発売当時には画期的な製品に見えたのだが、現在の眼で観ると少々辛い。
それもその筈だ。 キットのあちこちに『1,988』の刻印が認められる。
間近に迫りつつあった『昭和』の終わりの予感が、
日本人の上に重くのしかかっていた、あの頃にリリースされたものだったのだ。
発売当初に購入したハズだから、ウチの押入れに20年近く眠っていたことになる。
懐かしさのあまり、ニッパーを握ることにした。
(幸か不幸か、HGUCシリーズでは未だリリースされていないようでもあるし)
作業をチンタラ続けているうちに、ニューキットが発売されてしまいました(泣)


製 作


キット発売当時の“モデル・グラフィックス”誌上に掲載された、
詳細なディティールアップ記事を参照できれば良いのだが、
古い雑誌も仕舞いこんでしまい、無理。
インターネット上で、参考になりそうな作例を軽く検索してみたが、
MG シリーズ(1/100)の作例は結構ヒットしたものの、
1/144 の作例は見かけなかった。
参考になるものが皆無である以上、現在の自分に出来る事をするしかなかろう。

パーツは全体的に、エッジに切れが無いというか、眠い仕上がりである。
『機動戦艦ナデシコ』の『エステバリス・シリーズ』ほどではないが、
多少はマシ、といったところ。
各所に散見されるヒケの修正と、エッジのシャープ化は必須か。
必須とはいえ、全てのエッジの修正は手に余るので、
『必要に応じて』になるだろうが。

モビル・スーツのプロポーションは変更しない。
プロポーションの変更 / 修正作業は手に余るし、
ゼータ・プラスは変形機構を備えたモビル・スーツでもあるので、
変な修正などしようものなら、変形させられなくなる。
(塗膜を守るため、ガシガシ変形させるようなことはしないつもりだが)
あとは、サードパーティ製のディティール・アップ・パーツ等を利用しての
『デッチ(上げ)アップ』がせいぜいか。

以上の理由から、モビル・スーツ側ははぼストレート。
工作の主眼はビーム・スマート・ガンに集中することになろう。

■ ビーム・スマート・ガン
ガンの後方にあるバルジの内側に、大きな空洞があり、中が丸見えで見苦しい。
0.5mm 厚のプラ板で蓋をし、ついでにフィンを埋め込んで、ダクト状にしてみた。

砲身のパーティング・ライン上に、幅 1mm の細長いモールドが存在するが、
その表面がデコボコと荒れている。
試しに、注意しながら水ペーパーをあててみたが、
細いモールドを傷めずに修正を行うのは困難と判断。
元来のモールドより少々細めなラインではあるが、たまたま手元にあった
エバーグリーンの #101(0.25 x 0.75mm)をパーティング・ライン上に接着。
若干ヨレたものの、パーティング・ラインを隠すことはできた。
モールドの側面にはみ出したゲート痕は、目立てヤスリで削り取った。

大きさの割りに(いや、大きいからだろうか?)ノッペリした感が拭えないので、
ヒケなどで荒れた面はパテで修正するだけでなく、メインテナンス・ハッチに
見立てたプラ板の切れ端を適時接着してデコレートしてみた。

■ モビル・スーツ本体
ほぼストレート。 修正したのは以下のポイントのみ。
ボディ背面(P/N : 69)の尾てい骨(?)部分の面が荒れていたので、
0.5mm 厚のプラ板でダクトを新造し、修正。

腰部スカート(P/N : 35 & 36)の裏がスカスカなので、0.5mm 厚のプラ板で
蓋をした。 ついでにエッジを立てておいた。

左右足首(P/N : 84〜37)のつま先の部分の面が荒れていた。
エッジも眠かったので、つま先の表裏に 0.5mm 厚のプラ板を接着して修正。
エッジを削りだした。

腰部ビーム・カノンは、砲身基部のエッジを立てたり、
砲の側面にチェーン・チューブ等を貼ってディティール・アップしようかと迷ったが、
砲口を開けた以外はストレート。


塗 装




参考資料 (順不同)


バンダイ ボックスアート & キット説明書


バンダイ 1/144
“Zeta Plus C1” MSZ-006 C1

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