Charactor-TOPPAGE に戻る
本稿の一番下に飛ぶ

### Recent UPDATED ###
### 03.Dec.2,012 ###


バンダイ 1/144 H.G.U.C. “ゴッグ” MSM-03

良く出来たキットだけど、
いまひとつ地味なのよね
"ゴッグ"って ...
witch img.

*** GUNDAM HG Universal Century Series #008 ***
説明書を見ると、このキットは2,000年に発売されたらしい。
今や 1/144 ガンダム・シリーズのスタンダードとなった
H.G.U.C / High Grade Universal Century series の極初期のキット。

'80年代に発売された旧キット・シリーズのゴッグ(ベストメカ・コレクション #19)は、
古い割になかなか良いフォルムをしていたように思いますが、
アニメに登場したモビルスーツのシルエットを尊重しつつリファインし、
21世紀に通用する模型を目指した HGUC シリーズのゴッグも、
そのコンセプトに違わず、大変良く出来たキットであります。
リファインされたデザインの肯定 / 否定それぞれ有ることでしょうが、
プロポーションに関しては問題無いと思います。 リファインされた段階で
追加されたディティールに関しては意見が分かれるところかも知れません。
制作の方針としては、ストレート組みで充分な気もしますが、
ST(セーフティ・トーイ)基準やコスト面などの縛りから不充分な表現に
止まらざるを得なかった、ディティールの修正くらいは行うつもりでいます。


製 作


旧作の“ゴッグ / ベストメカ・コレクション #19”は、少々細身ではあったものの、
アニメの絵の特徴を良く捉えたキットだったと思うが、ただ一点、
腕の伸縮ギミックを再現した代償に、蛇腹状の腕の屈曲を諦めざるを得なかったのが
残念ではあった。 また、肩のカバーが胴体と一体成型だったため、ことさら腕の表情が
付け難かったように思う。 その反省を踏まえてか、このH.G.U.C. 版では
腕の伸縮ギミックを省略(但し、部品の一部差し替えで表現可能)した代わりに、
肩と蛇腹状の腕の可動を再現。 劇中のアクションの殆どを無理なく再現できるようになった。

プロポーションはおろかギミックにも文句の付けようが無い以上、
ストレート組みでも充分であるが、以下の部分に手を加えた。
  • 頭頂部のフリージーヤード放出口が浅かったので、
    コトブキヤあるいはWAVE製だと思うが、
    サード・パーティー製のノズル・パーツを植え込み
  • 下半身、メガ粒子砲の下のフンドシの部分にヒケが見られたので、
    変形六角形に切り出したプラ板を貼りつけてカバー。
    ソナーのトランデューサーに見立てたサード・パーティー製ノズル・パーツを接着。
  • 丸まっちく表現されている両手の爪を削って、エッジを立てた。
ST(セーフティ・トーイ)基準をクリアーする為だろう、両手の爪のエッジがダルかったので、
水ペーパー等で削り、エッジを立てた。 当然ながら爪は両手で10本ある。 
10本とも同じように削ろうとしたが、なかなか難しかった。
適当なところで切り上げた。 断念した ... とも云う。


塗 装


GSI クレオスの“Mr. サーフェイサー 1,200”をエアブラシで吹き付け、下地処理。

塗装箇所 使用塗料 備考
ソール Mr.Color # 71
“ミッドナイトブルー”
Mr.Color # 33“艶消し黒”で下塗り
ソール裏のタービン Mr.Color # 28
“黒鉄色”
Mr.Color # 33“艶消し黒”で下塗り
膝関節カバー Mr.Color # 28
“黒鉄色”
Mr.Color # 33“艶消し黒”で下塗り
スミ入れ / ウオッシング


参考資料 (順不同)


■  バンダイ   ボックスアート & キット説明書

それにしても地味なフォルムのモビル・スーツであります。
本来ならスルーするのですが、よっぽど売れなかったのか、数年前、
近所の模型店で半額処分されていたのを見かけて、ついフラフラと購入。
そのまま仕舞い込んでいたのですが、いつの間にかネズミにパッケージを
齧られているのを発見。 あまりの情けなさにそのまま放置する気になれず、
泣きながら製作している次第。


バンダイ 1/144 H.G.U.C. “ゴッグ” MSM-03

本稿の一番上に飛ぶ
Charactor-TOPPAGE に戻る