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### 18.Sep.2,016 ###


タミヤ 1/48 ドイツ重駆逐戦車 ヤークトタイガー初期生産型

『やーくと・たいがー』 ... ?
『はんてぃんぐ・たいがー』じゃないの?
あら、どうかいたしまして?

## ... もう、いいです ...
witch img.

Jagdtiger PKG img.
*** 1/48 SCALE Military Miniature Series No.69 ***

のっけから問題発言(?)で恐縮です。
私めが御幼少のみぎり、戦車の模型にはあまり関心の無いお子ちゃまではありましたが、
特に『駆逐戦車』やら『自走砲』といった『砲塔の無い戦車』には全く興味がありませんでした。
子供の目には『砲塔の無い戦車』なんぞ『戦車』に見えなかったのがひとつ。
また、プラモデルとして見たとき、『砲塔の無い戦車』は砲塔が無い分、パーツ数が少なくて
つまらない ... といったのも大きな理由の一つだったかも知れません。
子供にとって、箱型の戦闘室は、自在に回転する砲塔ほどの魅力を発するに至らなかった、
という事になるのでしょうか。

あのキング・タイガーのバリエーションであり、ドイツ機甲師団の徹尾を飾った最強戦車でありながら、
食指が動かなかった理由は、まさにその1点に集約されるのかもしれません。
とは言いながら、ニットーの 1/76、バンダイ 1/48、ドラゴン 1/35 (初期版)等を
『押さえ』で購入してはいましたが ... タミヤの 1/35 『ハンティング・タイガー』(所謂“旧版”ですね)は
未購入のままで終わりそうです。

ナンタラの横好きで、戦車の模型を嗜むようになり、WWII ドイツ戦車の系譜もうっすらと判ってくると、
今更ながら『出来の良い、組立て易い』ヤークト・タイガーの模型が欲しくなりました。
そんな折も折、タミヤが 1/35 ハンティング・タイガーのリメイク版をリリースするのですが、
定価がなんと \5,000(税別)!
エッチング・パーツ同梱ではありましたが、製品の質と価格を秤にかけた『相対値』としてではなく、
あくまで消費者のお財布にのしかかる『絶対値』としては、かなり強悪な価格でありました。
流石にこれは苦しいなと逡巡していると、比較的リーズナブルな価格の 1/48 でもリリースするとのこと。
迫力の面では 1/35 に敵わないものの、庶民の味方(?)1/48(税別定価 \2,000)で
ガマンすることと致しました。

記録を紐解いてみると、このキットを購入したのが2012年05月13日のこと。
その直後から組立を始めたものの、製作途中に身体を壊してしまい、作業を中断して幾星霜。
このたび、不調な身体をだましだましですが、模型製作作業に復帰した次第です。
4年程、模型製作からも遠ざかっていたのですねえ。 我ながら、長い休止期間でした。
(いつまた作業中断の止む無しに至るやら ... ?)


製 作


まずは現状確認から。
2016年09月の時点で、箱組のハルは組立済み。
ロード / アイドラー・ホイールは、ハル左右パーツと一体成型されている
サスペンション・アームに接着済み。
車体上部パーツも、主要な物は接着済みだが、車外装備品等の細かいパーツは未接着。
車外の手すりは一部、真鍮線に置換したが、ドライバーズ・ハッチの手すり等は未着手。
主砲は内側を艶消しの黒で塗り、左右を接着。 整形済みだが、車体には未接着。
... と、こんな所か。 ではもう一度、最初から記録しておこうと思う。
*** ハル ***
『タミヤ』の『1/48 M.M.Series』といえば当初、ハルはダイキャスト製であった。
これは『大陸系模型メーカーの露骨なコピー予防策』であったらしいが、
近頃のキットでは、通常のスチロール樹脂製パーツに改められたようだ。
ダイキャスト製ハルは重くて取回しが難しく、またスチロール樹脂系接着剤が効かない。
そのため、サスペンション・アームにホイールを接着するだけでも
瞬間接着剤やエポキシ樹脂系接着剤が必要で、作業効率上不便であった。
また、瞬間接着剤使うと、固着後のホイールの角度調節も困難だったので、
ハルのスチロール樹脂製パーツ化は歓迎である。

前述のとおり、ハルは箱組である。 底部、サスペンション・アームが一体成型された
左右側面パーツ、そして背面パネルの4パーツを箱型に組む。
パーツの精度が高いので、隙間は生じない。
*** ホイール類 ***
説明書の指示に従って作業を行えば不都合は無いが、ただ1点。
ロードホイールA(ハル奥側転輪・P/N : A6 + A12)にホイールキャップ(P/N : A27)を
接着するのは、履帯を接着した後に行ったほうが作業の邪魔にならないし、
片側4本のキャップの位置や角度を揃えるにも都合が良いように思われる。
*** 履帯 ***
タミヤの 1/48 シリーズではお馴染みの、おおまかなブロック毎に成型された
履帯パーツを接着して連結する方式。
履帯の組立には、流し込み式のスチロール樹脂系接着剤を利用した。
固着するまではデリケートなので、一晩の作業は片側のみに留めた。
先に行った側は調整が甘かったようで、自然な流れを再現し切れなかった。


塗 装


塗装箇所 使用塗料 備考
下地処理 タミヤ・ファインサーフェイサー(グレー)
缶スプレーをそのまま吹きつけ







参考資料 (順不同)


キットの説明書以外、特に無し



タミヤ 1/48 ドイツ重駆逐戦車 ヤークトタイガー初期生産型

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