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### 20.Nov.2,014 ###


タミヤ 1/35 M3 スチュアート軽戦車

さる方から譲って頂いた
現在絶賛生産休止中?の逸品。
需要が無いのかねェ?
witch img.

M3 BOXART img
*** 1/35 ミニタリー・ミニチュア・シリーズ # 042 ***

重厚でパワフルな重 / 中戦車も勿論良いのですが、軽戦車も捨て難いですね。
必要最小限の装備のみを施したかのようなそのフォルムには、
充実した装備を誇る主力戦車には無い、凝縮故の、ある種のアンバランスさが
醸し出す面白さが感じられます。




製 作


1/35 の AFV ではあるが、軽戦車である。
車体は小柄で、部品点数もたかが知れている。
しかも部品の勘合や精度では定評のあるタミヤの製品である。
古い製品ではあるが、別に問題はなかろうとナメてかかったら、甘かった?
自分の組立方に問題があったのかも知れないし、あるいは金型の疲弊等かも知れないが、
少々手こずる事となった。 以下はその記録である。

今までの経験則上、タミヤのキットでは、パーツの表面にヒケが在る事は稀である。
ただし、パーツの側面(金型のパーティングラインが存在する面)は荒れている事が多い。
例えば車体上面パーツだと、車体側面にヒケ等が散見され、非連続面が生じている事がままあるようだ。
その多くは別のパーツと重なり合わさってカバーされるため、手当をする必要のないケースも多いが、
側面フェンダーのエッジ部分等は一応チェックしておいたほうが良いだろう。
特にロード / アイドラー・ホイール類は確認しておくべきだろう。
軽く水ぺーパーを当ててみると確認し易いと思うが、結構デコボコしているのが判ると思う。

ホイールで思い出したが、ロード / アイドラー・ホイールの断面・中央にパーティング・ラインが生じている。
この為、ホイール断面・中央が盛り上がってしまい、極端な話、ホイールが『ソロバンの玉』状になっている。
ロード・ホイールは計8枚しか無いが、アート・ナイフやパテを用いた整形作業に思いのほか手間取った。

ロード・ホイール・サスペンションのパーツ(B7)の天面の目立つ所にショット・ピンの痕が在る。
また P/N : B7 と B17 の接合面のギャップも目立つ。 パテ埋め修正。

車体後部デッキ上のエア・クリーナー(? P/N : A4 + A33, A6 + A34)は
目立つ側にヒケやショットピン痕が見受けられるので、パテ盛り整形。
表面のモールドが邪魔で、整形作業が捗らず。

整形作業がマズかったのか、車体後方左右の工具箱(? P/N : A20 + A35, A21 + A36)は、
蓋の後端のエッジのモールドがグズグズになってしまった。
エバー・グリーンのプラストライプ #112(0.4 x 1.0mm)を貼り、エッジを整えた。

砲塔上のキューポラのエッジに一部、欠けた部分があったので、プラ板の欠片を埋め込み、整形。
キューポラのハッチは開閉選択式。 フィギュアを塗るのが面倒になり、今回も閉めた。

ディティール・アップしたのは以下の2点。
  • 車体上面の手すり(P/N : A1)2本と、
    リアパネル(P/N : B6)上のエンジン・アクセス・ドア(?)の
    取っ手(らしきもの)2箇所を 0.4mm の真鍮線に交換。

  • 主砲1門と機関銃5門の砲口 / 銃口をピンバイスで開口。
    機関銃の銃口が小さ過ぎて、うまく開けられなかった。
老眼か、ねえ ... 自らの老いを実感する。

そして組立作業終了直前、今回もまた机の上から車体を落っことした。
別部品化されているリア・フェンダーがポッキリ折れた。
プラ板の欠片をフェンダーの裏に貼り、リア・フェンダーの糊代とした。
事後、プラ板のエッジをアート・ナイフで削って薄くしておいた。
一瞥しただけでは修理跡は目立たない ... といいなあ。

キャタピラ装着時に邪魔になりそうだったので、スプロケット・ホイールは塗装終了後、
キャタピラの装着と同時に車体に接着する予定。 塗装作業に移る。


塗装


キットには『アメリカ軍』2種と『イギリス軍』、『カナダ軍』各1種の
計4種類のマーキングが用意されている。
アメリカのオリーブ・ドラブやイギリスのダーク・イエローも飽きたので、
カナダのマーキングに挑戦してみようと思う。

塗装箇所 使用塗料 備考
下地処理 タミヤ・ファインサーフェイサー(グレー)
缶スプレーをそのまま吹きつけ



参考資料 (順不同)




タミヤ 1/35 M3 スチュアート軽戦車


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