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### 19.Nov.2,014 ###


HASEGAWA 1/200 JAL MD-11 “J-BIRD - III”

学生時代、わざわざ伊丹まで
DC-10 を見物にでかけたっけ ...

JAL の DC-10、MD-11 が
退役したのはいつだったろうか。
witch img.


インターネットのフリー百科辞典“Wikipedia”に拠ると、
日本航空が保有していた10機のMD-11は、
2,004年10月12日の香港発成田行き 730便(JA8582 - タンチョウ - を使用)をもって、
全機退役になったという。
1号機である JA8580 - エトピリカ - が登録されたのが
1,993年11月のことであったので、JAL における MD-11 の運用期間は、
およそ11年という短命で終わったことになる。
JAL、JALウエイズ、日本アジア航空等で運用された DC-10 も
2,005年10月31日をもって全機退役しており、もはや国内航空会社が運用する
DC-10、MD-11 系の機体を見る事は無いだろう。

JAL の10機の MD-11 は J-BIRD の愛称で運航された。
それぞれの機体には日本を代表する10種類の野鳥の名前が与えられ、
胴体側面と主翼端のウイングレットの表裏にその野鳥のイラストが描かれていた。
垂直尾翼のJALの鶴丸マークと相まって、なかなか小粋なマーキングであった。
MD-11 PKG. Img.
*** HASEGAWA Lt10 ***
さて、ハセガワ 1/200 MD-11 "J-BIRD" のキット。
MD-11 のモデル自体は同じ物で、ボックス・アートとデカールを変更した、
ハセガワお得意のバリエーション・キットが3種類ほど発売されたようだ。
10機分のマーキングのうちの3〜4機分を一枚のデカール・シートにまとめたようで、
"J-BIRD"全機が再現できたように記憶するが、定かではない。
私が購入したのは“J-BIRD Part-III”と銘打たれており、用意されたマーキングは
JA8586 / コウノトリ、JA8587 / ノグチゲラ、JA8588 / オジロワシ、JA8589 / ライチョウ の
4機分。
正直、なぜ自分がこのキットを購入したのか、全く記憶が無い。
ハセガワ 1/200 KC-10 と並べてやろうと思ったのかもしれない。
現在、ハセガワはエアライナーに対して冷淡な御様子で、
このキットもある意味貴重品かもしれないが、組立を始めたところで放置中だったので、
デカールがダメになる前に成仏させてやろうと作業再開。


製作


まずは現状確認。
主翼、尾翼類はランナーから外しただけで、殆ど未加工。
脚や脚カバー等の小物類には全く手を付けず。
胴体に関しては、“J-BIRD”仕様にするために一部の窓を埋める必要がある。
その加工は済ましてあるが、全ての窓を塞いだ訳ではない。
キャビンの窓にはクリアー材が嵌っているわけではなく、只の穴なので、
1/200 という小スケールと言えども実感ではイマイチかもしれない。
逆に、窓にクリアー材が嵌っていた場合はマスキングの手間が大変だろう。
いっそのこと、キャビンの窓は全て塞ぎ、デカールで再現したほうが実感が出るかもしれない。
親切なことに、そのためのデカールが用意されてはいるが、
長い窓のデカールを真っ直ぐに貼る自信が無かったのと、
窓の加工が面倒だったので、最低限の加工を行うに留めた。
光の透過防止のため。胴体内側だけは塗装済み。
ただし、コックピットには Mr.Color #33 “艶消し黒”を使ったので問題は無いが、
キャビン部分は Mr.Color #13 “ニュートラル・グレー”で塗り潰したため、
遮光が不十分。 再塗装要す。

主翼も上下を接着。 主翼、水平 / 垂直尾翼とも胴体との勘合は良好のようだ。
胴体 / 主翼 / 尾翼 とも別々に組立、塗装を行い、事後に一体化すれば良いだろう。

まずは胴体内側の再塗装。
機首に仕込むオモリ・パーツを含め、全体を Mr.Color #33 “艶消し黒”で塗り潰し。
同時に主翼内側と垂直尾翼内側も Mr.Color #33 “艶消し黒”で塗り潰し。
説明書に指定は無いが、主翼上下パーツ内側の脚庫部分は
Mr.Color #08 “シルバー”を塗っておいた。

御承知の事と存じるが、ハセガワのエアライナー・シリーズにはオモリ用パーツとして
ムクのプラスチックの塊が付属している事が多い。 御多分に洩れず、このキットにも
“プラの塊”がオモリとして付属しているが、少し軽すぎるようなので、
塊の中の空洞に鉛板の小さな欠片を入れておいた。 これでもまだ軽すぎるかもしれない。
ともあれ、オモリを挟んで胴体左右を接着。 衛星通信用アンテナを接着する穴を開け忘れた ...



塗装


塗装箇所 使用塗料 備考
主翼内側 Mr. Color #33
“艶消し黒”
塗装指示は無いが、脚庫の部分は
Mr. Color #8“シルバー”で上塗り
垂直尾翼内側 Mr. Color #33
“艶消し黒”
胴体内側 Mr. Color #33
“艶消し黒”
最初、キャビンは Mr. Color #13
“ニュートラル・グレイ”で塗ってみたが、
光にかざすと内側が透けて見えたので
Mr. Color #33“艶消し黒”で塗り直し
スミ入れ
ウオッシング



参考資料 (順不同)


キットの説明書以外、特に無し



HASEGAWA 1/200 JAL MD-11 “J-BIRD - III”


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