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### 03.Apl.2,015 ###


ハセガワ 1/72 GRUMMAN F-14A TOMCAT (OLD Ver.)

今更ハセガワ旧版 ... ?
パネルラインを凹線化した
アカデミーのコピー・キット作ったほうか
数段楽なんじゃなイカ?!
witch img.

*** KIT No. K12 (旧版) ***
ハセガワのF-14(旧版)が発売になったのは、1,977年頃だったらしい。
確か初販時の定価が\1,000で、直後にコックピットが改修されて\200アップされたと記憶する。
『前席の操縦桿と後席のジョイ・スティック各1本を追加しただけで\200アップかよ!』と、
あちこちで怨嗟の声を聞いた覚えが鮮明に残っている。
旧版発売からおよそ10年後の'88年頃、同社から新金型のF-14が発売されるに至り、
パネルラインが凸で、ディティール感に乏しい旧版は御役御免かと思われたが、
現在でも“E2 / E3”としてカタログに掲載されているので、入手は不可能では無いと思う。

今回製作に供するのは、現行のナンバーで呼ぶなら “E2 : Low Visibility” 版になる。
購入したのは25年程昔。 ハセガワ F-14 旧版の別のキットを製作中にデカールを
貼り損なってしまい、緊急にデカールを調達する必要からこのキットを購入したのだが、
デカールを抜いた後は仮組みもせず、開封しただけで約25年間お蔵入り
それを今更組もうとしている。

ハセガワの1/72 F-14は、新旧いくつも買ったが、満足できたものは一つも組めなかった。
リターン・マッチの相手に選んだのが、開封済みのこのキット。
今の時代、ハセガワのオリジナル旧版を作るよりも、同キットをフル・コピーして
パネルラインを凹線化したアカデミーのキットを組んだほうが数段楽だろうと自分も思うが、
そちらは未購入。 今更在庫を増やすのもアホらしいので、強行。
さて、どうなりますやら。


製 作


上述のとおり、このキットを購入したのは'85年頃だと思う。 キットが発売されてから
僅か5、6年後に購入したはずなのだが、エッジ等に軽微なバリが少々見受けられる。
そのせいか、全体的にパーツの勘合も甘い印象である。
また、翼パーツの断面中央を走るパーティング・ラインも妙に目立つ。
事前にヤスリやペーパーなどを当てて、パーツの接着面を整えてやる必要があるだろう。
その一方、25年近く放置した割りには経時変形はほとんど見受けられなかった。

キットの大まかな構成は、可変ギミックのある主翼を上下分割の後胴部に挟み込み、
左右分割の前胴部を結合する方式。 F-14の模型としてはオーソドックスな構成である。

*** コックピット ***
計器類はデカールで再現。
床板は押出しピン痕が目立つので、気になる場合はペーパー等で均すと良い。
射出座席は一基、座席左右とクッション部分の3パーツ構成。 バリが目立つ。

*** 前胴部 ***
左右分割。 前胴部左右パーツを合わせてみると、接着面に段差が生じる。
ダボ穴の位置がずれている為なので、後方のピン2本を切り取ると良いだろう。、


*** 水平尾翼 ***
なにも考えずにキットのパネル・ラインをトレースして凹線化。
翼断面に走るパーティング・ラインが妙に目立つ。
特に胴体との接着面は充分に加工しておかないと、トラブルの元になる。

*** 双垂直尾翼 ***
キットのパネル・ラインをトレースして凹線化。
翼端灯クリアー化のため、翼端を加工。




塗 装




参考資料 (順不同)


F-14A TOMCAT Part.1 おっ助け写真帳 Vol.6 発売元:ハセガワ
企画:ホビーショップ・ワーク



ハセガワ 1/72 GRUMMAN F-14A TOMCAT (OLD Ver.)


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